公益財団法人 日本呼吸器財団:呼吸器疾患の病態解明・研究推進、啓発活動


公益財団法人 日本呼吸器財団
令和3年度研究助成のご報告

網羅的エピゲノム解析に基づく肺癌における形質転換メカニズムの解明

研究代表者 新潟大学医歯学総合病院 呼吸器/感染症内科・特任助教 穂苅 諭 先生

受賞コメント

進行非小細胞肺癌の3~4割を占めるEGFR遺伝子変異陽性肺癌は、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)の登場により治療成績が大きく改善しましたが、EGFR-TKIへの耐性化が課題となっています。特に、小細胞肺癌への形質転換による耐性例の治療法は確立されていません。我々は、肺組織特異的に発現するホメオボックス蛋白であるTTF-1に注目して研究を行っており、TTF-1が肺腺癌だけでなく小細胞肺癌にも高率に発現し、神経内分泌分化に働くことを明らかにしています。本研究では、「TTF-1がEGFR遺伝子変異陽性肺癌の形質転換による耐性獲得に寄与しているのではないか?」との仮説を立て、その分子メカニズムの解明を目的とします。本研究助成金を有効に活用し、TTF-1に着目した網羅的ゲノム解析を行って参ります。本研究の遂行により進行期肺癌の治療成績のさらなる向上に貢献したいと考えております。

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