公益財団法人 日本呼吸器財団:呼吸器疾患の病態解明・研究推進、啓発活動


公益財団法人 日本呼吸器財団
令和3年度研究助成のご報告

難治性喘息におけるステロイド抵抗性の病態解析

研究代表者 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 呼吸器内科学・教授 井上 博雅 先生

受賞コメント

近年、気管支喘息を含めたアレルギー疾患の罹患率は増加しています。気管支喘息の治療では、強力な抗炎症効果をもつ吸入ステロイド薬がその中心となります。しかし、ステロイド薬に抵抗性の難治性喘息患者が存在しており、ステロイド抵抗性の機序を明らかにすることは新たな治療法の開発に繋がることが期待されます。私たちは、TNF/TFNRスーパーファミリーに属するTL1A/DR3シグナルが2型自然リンパ球ILC2のステロイド抵抗性を誘導することを見出し報告しました。本研究では、ILC2のステロイド抵抗性誘導の分子機序を解析し、難治性喘息の病態における役割を明らかにすることを目的とします。さらにステロイド抵抗性に関わる候補遺伝子・候補メディエーターとそのターゲット分子の探索を行い、喘息における新しい治療標的分子となりうるかの検証をすすめ、難治性喘息のみならず難治性アレルギー・免疫疾患の新規治療法の確立に繋がるよう研究に努めてまいります。

ご寄附をお考えの方
当財団へのご支援は
とてもかんたんです。

詳細はこちら