公益財団法人 日本呼吸器財団:呼吸器疾患の病態解明・研究推進、啓発活動


公益財団法人 日本呼吸器財団
令和2年度研究助成のご報告

肺癌免疫療法における細胞傷害性CD4陽性T細胞に関する探索的研究:新たな免疫療法治療ターゲットの可能性

研究代表者 愛知県がんセンター 腫瘍免疫制御トランスレーショナルリサーチ分野・研修生 篠原 周一 先生

受賞コメント

がん免疫療法は免疫チェックポイント阻害薬の登場により、進行肺癌のkeyとなる治療になりました。しかし、その恩恵を享受できるのは全体の約20%にすぎず、さらなる有効な治療の開発が求められております。本研究はがん免疫の主役と位置付けられるCD8陽性リンパ球ではなく、CD4陽性リンパ球に注目することで、新たな治療のターゲットを探索することを目的としております。近年、続々とCD4陽性ヘルパー細胞の役割が明らかになってきており、MHC class IIのネオアンチゲンなどが重要になると報告されておりますが、CD4陽性キラーT細胞の機能については未だ不明な点が多く、治療標的となる可能性を秘めております。本研究により、CD4キラー細胞の機能を解明し、CD4陽性リンパ球やMHC class IIをターゲットとする新たな治療の可能性を探り、肺癌治療成績を向上すべく、貴財団から頂ける助成を基に一意専心に取り組ませて頂きたいと考えております。

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