公益財団法人 日本呼吸器財団:呼吸器疾患の病態解明・研究推進、啓発活動


公益財団法人 日本呼吸器財団
令和2年度研究助成のご報告

血漿中miRNA・タンパク質、および、エクソソーム内miRNA・タンパク質解析による、がん悪質液のバイオマーカー研究

研究代表者 順天堂大学医学部附属順天堂医院 呼吸器内科・助教 宿谷 威仁 先生

受賞コメント

がん悪液質は、通常の栄養サポートでは完全に回復することができない、体重減少や食思不振を特徴とする症候群です。がんの原因となる遺伝子異常とそれに対応する分子を阻害する分子標的薬の発見、がんに対する免疫制御機構の解明とがん免疫を活性化する抗体薬の登場で、進行がん患者の予後は改善傾向にあります。しかしながら、これらの薬剤は全ての進行がん患者に有効ではなく、また、治療が発展しても、いまだ、がん悪液質によるQOL(quality of life)および予後の悪化は問題となっており、このメカニズムの解明と新たな治療方法の開発が望まれています。我々は、血液中のmiRNA・タンパク質、エクソソームと呼ばれる細胞外小胞内のmiRNA・タンパク質に注目し、これらががん悪液質にどのように関連しているかを解明するため、研究を行っています。本研究助成金を有効に活用し、その成果で医学・医療の改善に貢献すべく研究を進めていく予定です。

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