公益財団法人 日本呼吸器財団:呼吸器疾患の病態解明・研究推進、啓発活動


公益財団法人 日本呼吸器財団
令和2年度研究助成のご報告

新規抗酸化分子によるT細胞制御機構の解明と気管支喘息治療戦略の確立

研究代表者 東北大学大学院医学系研究科 呼吸器内科学分野・教授 杉浦 久敏 先生

受賞コメント

気管支喘息などのアレルギー疾患の罹患率は増加しており、難治性喘息などの重症アレルギー疾患の克服のために、病態のさらなる理解と新規治療法の創出が望まれております。我々は、難治性喘息の気道において過剰な酸化ストレスが生じ、気道炎症や過敏性の増強などの難治化病態の形成に深く関与していることを明らかにしてまいりました。本研究では、我々が世界で初めて肺における存在を明らかにした内因性抗酸化分子である活性イオウ分子種(RSS)に着目し、RSS産生酵素欠損マウスを用いて、RSSおよびその産生酵素の喘息病態における役割を解明することを目的とします。さらに喘息病態に中心的な役割を担うT細胞の活性化、及び2型ヘルパーT細胞分化におけるRSSの役割・作用機序を明らかにします。RSSが喘息における新しい治療標的分子となりうるか検証をすすめ、難治性喘息の新規治療法確立につながる研究成果を目指してまいりたいと思います。

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