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研究代表者 慶應義塾大学医学部 呼吸器内科・教授 福永 興壱 先生
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)は未曾有の感染症として蔓延し、医療の枠を超えその脅威が拡大しています。一方でCOVID-19は急性呼吸器感染症にとどまらず罹患時あるいは後に合併症が出現することが海外を中心に相次いで報告されています。そのような中、我々は今回頂いた助成を基に本邦におけるCOVID-19患者への前向きコホート調査及びアンケート調査を組み合わせてCOVID-19合併症の実態把握を明らかにすることを目的として研究を展開していきます。本邦におけるCOVID-19の長期合併症の実態が判明すれば、長期合併症予防に向けた介入の最適化を図ることができ、長期合併症に至るリスクファクターの解明につなげることで、そのリスクリダクションに向けた検討も行えるのではないかと考えています。